コラム

3.乳房炎の総合分析~タートルチャートの活用

「乳房炎防除管理プログラム」は、ステップ1「乳房炎の総合分析」から始めます。

乳房炎は発生要因が多岐にわたります(人、牛、搾乳機械、牛舎の衛生…)。

そのため、どこから手をつけてよいか、わからないという声をよく聞きます。

つまり、乳房炎を制御するには、「発生要因を区分し、体系的に調査・分析を進める手法」が必要です。

そこで、企業が実践する「タートルチャート活用によるプロセスアプローチ」という手法に着目しました。

乳房炎が多いことは、「搾乳」という工程(プロセス)のどこかに問題があります。

そこで、「搾乳」工程のどこに問題点があるか、①牛、資材(搾乳工程に投入されるもの)、②方法、③人、④施設と環境、⑤評価指標の5つから調査・分析します。

それを表現した図を、文末に添付します(クリックすると大きくなります)。

上から見ると、「亀(タートル)」に似ているので、これをタートルチャートと呼びます。

発生要因を5つに整理しているので、要因が多岐にわたる「乳房炎」の調査に、非常に適しています。

この手法では、まずアウトプット(生産状況)として、バルク乳体細胞数・細菌数、乳房炎の発生率、乳の廃棄率などを調査します。

最初に、乳房炎に関わるアウトプット(生産状況)を調査し、次にその生産状況が何によってひき起こされているのか、5つの視点からアプローチします。

次回、タートルチャート分析の第一歩、「アウトプットの把握」について、解説します。

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