JGAP家畜・畜産物支援

JGAP家畜・畜産物について

 当クリニックでは、JGAP家畜・畜産物の認証取得と運用を支援しています。

JGAP家畜・畜産物は東京オリンピック・パラリンピック決定を契機に検討が始まり、日本GAP協会より発行されました。

「農場HACCPとJGAPの違いは何か?」と、よく質問されます。

そこで、両者の関係性を以下に示します。

農場HACCPと、JGAP家畜・畜産物の関係(原図)

 上図を見てわかるとおり、農場HACCPと比べて、”労働安全、労務福祉・人権、アニマルウェルフェア、環境配慮”など、やるべきことの裾野が広くなっています。一方、農場HACCPは、HACCP計画による重点管理を実施するので、食品安全や家畜衛生のレベルはJGAPより高いと言えます。つまり、食品安全と家畜衛生に特化した「農場HACCP」と、広い範囲を管理して持続可能性を目指す「JGAP」に区別できます。そして、両者ともマネジメントシステムの要素が配置され、PDCAサイクル(Plan→Do→Check→Act:継続的改善)を回す点は一緒です(ただし、JGAPは底辺が広いので、PDCAサイクルを回すのは、初めは大変かもしれません。)

JGAP家畜・畜産物の全体像

 また、JGAP家畜・畜産物は113の「管理点と適合基準(CPCC:Control Points and Compliance Criteria)」からなっていますが、それぞれの管理点の関係性や目的を理解しないと、実施項目が多いので、場合によっては”やらされ感”が強くなってしまいます。これが、JGAP家畜・畜産物に取り組む際の大きなリスクと私は考えています。そこで、JGAP家畜・畜産物の概要を図式化してみました。

JGAP家畜・畜産物の概要(原図)

 上図を見てわかるとおり、労働安全、福祉・人権、アニマルウェルフェアは、人と家畜の快適性を実現するものです。環境配慮は地域への配慮ですが、間接的には人や家畜の快適性につながります。そして、快適な環境下の人や家畜に基づいて、適正に生産工程のリスクを管理することで、安全かつ高品質の畜産物を生産し、持続可能な経営を目指します。生産工程のリスク管理が重要であることは、農場HACCPと同様です。このように、JGAP家畜・畜産物の全体像と目的をしっかりと理解することで、能動的な姿勢でJGAPに取り組むようになります。

生産工程リスク管理の重要性

 しかし、JGAP家畜・畜産物は113の「管理点と適合基準(CPCC)」に取り組む必要があるため、生産工程のリスク管理(危害要因の評価)を簡略化するケースが見受けられます。しかし、ここをしっかり構築しないと、生産性向上をはじめとする経営メリットは出にくくなります。

 そのため、農場HACCP支援で培ったリスク管理の技術を活用しつつ、PDCAサイクルを運用することに重点を置いたJGAP支援を展開したいと考えています。JGAP家畜・畜産物に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご連絡下さい。

赤松ファームクリニック

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