コラム

第5章 教育・訓練~実際の流れ

第5章1. では、具体的な教育・訓練の取り組みとして、(1)~(4)の事項を掲げていますが、私は実際の流れとややちがうと思っています。

前回のコラムにも書きましたが、第5章は第2章5.、第2章7、第4章3.と関連しています。

それを踏まえて、私は以下の流れで教育・訓練を実施しています。

1.教育・訓練の対象項目の決定

「HACCP計画のモニタリング」と、「特定事項への対応」必須として、飼養管理や疾病発見の技術を合わせて、対象項目を決定します。

 

2.力量(スキル)の評価

 1.で決めた項目について、各人の現状と到達目標を比較できる「力量評価表(スキルマップ)」を作成します。なお、現状を評価する場合、ただ「作業ができる」というだけではなく、作業の意味や重要性を認識しているかを考慮します。

 

3.教育・訓練の計画書

 基本的な飼養管理などは、すでに技術を有している人が多いと思います。そのため、上記2.の力量評価表で、現状と目標に 「差のある項目」を特定し、その差を埋める「教育・訓練の計画書」を策定します。

 

4.教育・訓練の実施

 計画書に沿って、教育・訓練を実施します(実施できなかった場合は、手書きでよいので、計画書にその理由を記入し、計画を修正する)。

 

5.教育・訓練の効果判定

教育・訓練の実施から一定期間後に、口頭質問などで効果を判定します(筆記試験やレポート提出を行う農場もあります)。そして、効果が不十分な場合は、再教育を行います。

 

6.力量評価表(スキルマップ)の更新

各人の力量(スキル)向上を確認したら、力量評価表(スキルマップ)を更新します。
そして、年間を通して、現状と目標の差が埋まるようにしていきます。

 

整理すると…、
1.項目の洗い出し→2.力量評価→3.計画→4.実施→5.効果判定(必要に応じて再教育)→6.力量評価表の更新…、という流れになります。

このような流れであれば、第5章の要求事項を十分に満たしており、なおかつ、教育・訓練におけるPDCAサイクルが上手く回るようになります。

赤松ファームクリニック

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