具体的な目標を立て、その達成度を管理することは、マネジメントシステムの重要な部分です。しかし、目標の達成度を評価する際に、留意すべきポイントがいくつかあります。
1.目標(成果)が未達成であっても、管理職の責任の下、関係者全体で原因
を分析し、改善を図るような”健全な組織体質”を持つこと。
2.管理職は結果のみに固執せず、その過程(プロセス)も重視すること。
結果に至るプロセスを分析することで、未達成の要因が見えてくる。
また、努力を評価することで、担当者も次に向けてモチベーションを維持
できる。
3.目標の設定そのものが妥当であったか、検証する。
高すぎる目標は未達成率を高め、組織のモチベーションを下げてしまう。
ビジネス業界の本などを参考に、注意すべき点を挙げてみました。
目標の設定と管理は、組織を運営する上できわめて重要なことですが、反面、目標追及が組織を悪くする場合もあります。
また、目標の未達成は、私たちコンサルタントの力不足かもしれません。
目標が未達成であった場合、私自身も反省しつつ、経営者を含めた組織全体で分析と対応を行うよう、心がけています。
そして、そのような習慣を持つこと自体が、最終的には農場(組織)を良くし、生産性を上げることにつながると確信しています。