来週、9月17日(火)に、北海道農場HACCP研究会が開催され(場所=酪農学園大学)、そこで基調講演をさせていただきます。
テーマは「農場HACCP、発展の要因と今後の展望」
(実は、同一テーマで9月12日、岡山県で先行して講演させていただきます。北海道側の了解済みです。)
まだ、発表前なので、詳しい内容は述べませんが…、
2019年8月末で、農場HACCP認証を取得した農場は301になりました。4月1日時点で251農場だったので、わずか5ヶ月で50農場も増えました(私個人でも、4月から昨日にかけて、10農場の審査を行っています)。
かなりの発展と思います。
その発展を支えた要因はなにか?私は、以下の2点と思います。
1.審査規格であること
認証マークを看板やHPに表示できることは、消費者あるいは同業者から見てわかりやすく、”見える化”されていること
2.マネジメントシステムであること
経営の中で、各種の資源(人、家畜、設備、技術ノウハウ)を活用し、継続的に発展する仕組みになっていること
経営者への聞き取り調査においても、マネジメントシステムの良さを挙げる方は多く、PDCAサイクルによる発展性が評価されています。
一方、生産性については農場ごとに多様であり、一定ではなく、今後の課題として「安定した生産性向上」が挙げられました。
そのためには、農場HACCP認証基準(第1章~7章)を単に実践するだけでは限界があり、適切な生産技術を投入し、それを農場HACCP(マネジメントシステム)の仕組みの中で実践することが効果的と考えます。
それを証明する2つの事例(当方が携わった、農場HACCP認証農場における乳房炎制御の例)を紹介します。
講演後(9月18日以降)、私の講演内容につきましては、PDFで配信したいと思います。当HPのお問合せ欄からアクセスしてください。注意事項を添えて、ご指定のメールアドレスへ送信します。
ご興味のある方のアクセスを、お待ちしています。